ホームスクールのコミュニティ

考えと気持ちを共有できる仲間を持つ
私が、子供をホームスクールしていた7年間、
ずっと交流している仲間がいました。
娘と息子が同じ年齢ぐらいの家族がいて、
連携して、いろいろなアクティビティをしていました。
それに加えて、非公式な地域でのグループがあり、
定期的に集まって、一緒に遊んだり、
体操やダンス、ドラマ、音楽のアクティビティなどを一緒にしていました。
子ども同士、とても仲が良くて、性格は違っていても、好きなものが似ていて、
とてもいい友達になって、お互いを刺激しあっていました。
親同士で、いろいろアイデアを出し合い、
色々なアクティビティやイベントを企画して行っていました。
新しい人達が入ってくることには、いつもオープンにしていたので、
たくさんの出会いがあり、学びとサポートがありました。
周りの人にも安心感を与える
それと、他にも良かったことは、
人にホームスクールを説明するときに、
グループがあって、そこで他の子どもたちと会って、
活動しているよ、というと、他の人たちを納得させるのに、
有効だと思いました。
そういうと、他の人たちは安心するようです。
子どもが、社会から孤立しているのでは?
という懸念があるのですね。
実際は、学校へ行っているからと言って、
孤立していないわけではありませんが。
同じ、境遇、考え方を持っている人たちとの交流、
情報交換、活動はとても大きな心の支えになるとともに、
刺激となり、やる気となり、前に進んでいくパワーと
エネルギーを与えてくれます。
出会える場があることの大事さ
私が、日本人の全くいない人里離れたファームで
15年間生活できたのも、
月一回で、そこから90キロ離れた町で、行われるランチ会に行くことが
できたからだと思います。
その後、引っ越して他の町に移ってから、
そういった集まりがない時は、
自分で、声をかけて、会を催すようになりました。
その頃から、私は、
場を作る、ということの大事さを身をもって知り、
誰かが場を提供すれば、会は開ける。
それなら、自分ですればいい、と思いました。
それが、私がコミュニティを運営する、という
始まりだったのだと思います。